まずはじめに、決済とは商品やサービスの代金を支払うこと、与信とは取引相手に信用を供与することであるという点を頭に入れておくようにしてください。その上で、決済と与信の関係は代金の支払い時期によって異なってきます。一般的に、決済は前払い、現払い、後払いの3種類に分けられます。このうち、前払いというのは、商品やサービスの提供前に代金を支払う方法となっており、この場合には与信は必要ありません。

代金を先に受け取る側は、相手が商品やサービスを受け取ることを信用してあげる必要があります。2つ目の現払いとは商品やサービスの提供と同時に代金を支払う方法で、この場合もやはり与信は不要です。そのため、双方が同時に信用を与え合うことになるのです。3つ目の後払いは商品やサービスの提供後に代金を支払う方法であり、この場合に限って与信が必要となります。

代金を後から受け取る側は、相手が支払い能力を持ち、期限内に支払ってくれることを信用してあげる必要があるというわけです。このように後払いの場合は、相手方の信用状況の管理が重要になります。信用状況の管理とは、取引相手の支払い能力を調査・分析し、取引額や決済方法を決定して損失を生まないように管理することです。このような管理を怠ると、取引相手が倒産したり支払いを遅延したりするリスクが高まります。

しっかりとした管理を行うことで、安定した利益を確保し、事業を継続・拡大することができるのです。

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