FXの最大の魅力とされているのが、レバレッジですが、このレバレッジとは少額の資金でも、大きな金額の取引が可能であることを意味しています。しかし、なぜFXでは自身の所持しているお金よりも大きな金額の取引が可能となるのでしょうか、ここではそんなレバレッジの仕組みをお伝えしていきます。同じ投資の一種として最も有名なのが株式投資ですが、株式投資にはレバレッジと呼ばれるものはありません。その理由は株価は変動幅が大きく、1億円を超える場合もあれば、時には紙くず同然の価値にまで下がることがあります。
しかし、FXの場合にはお金とお金の取引になりますので、いくら大きな変動があったとしてもその変動幅はたかが知れています。例えば1ドルが100円の時に、100万円分のドルである1万ドルを購入したとします。そして自身の最大損失は100万円になるのですが、それは1ドルが0円にならなければ起こらないことになります。そのようなことは現実には起こりませんし、実際に大きな変動があったリーマンショックですら70円台に下がっただけです。
それなら最大損失を1ドルが50円に下がった時点に設定をしても問題がないという事になります。すると100万円の損失に対して、2万ドルまで買うことができるようになります。デイトレードのようにその日のうちに決済をしてしまえば、その許容範囲はさらに狭めることができるようになりますので、その分の足りないお金を証券会社から借りてトレードをするというのがレバレッジの仕組みになります。