FXというのは、基本的には人間が通貨を安いときに買って、高くなったら売るという取引をすることによって、収益を上げることをめざしたものですが、実は機械に人間と同じような動作をさせることも可能です。すべてのFX業者が取り扱っているわけではありませんが、国内でも一部の業者が、こうした機械による自動売買のためのプログラムを提供しており、専用の口座を開設している人に対して開放しています。FXで自動売買をするのであれば、どのような条件のときに、どのような通貨を買うか、または売るかということがたいせつになってきます。こうした条件をどのように機械に覚えこませるのかですが、基本的には各種のテクニカル指標を用いて自動計算させるという方法をとります。

通貨の将来的な値動きを予測するための方法として、FXの世界では、単純移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表、エンベロープなどといった、さまざまなものが知られています。こうした方法を組み合わせて、たとえば通貨の現在価格がボリンジャーバンドの下限に到達したときに買い、ボリンジャーバンドの上限に到達したときに売るといった指示をあらかじめしておけば、そのとおりに機械が自動的に売買をしますので、人間が何もしなくても収益を得ることができるようになります。ただし、あくまでも機械はプログラミングされたとおりにしか行動できませんので、天災、事変による通貨の下落などの、突発的な事態に対処できない可能性もあります。

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