FXではドル円の通貨ペアで円が買い戻される動きが出ています。4月の金融政策決定会合で追加の金融緩和が発表されるとの思惑から、一時はドル円は111.85円まで上昇をみせていました。しかし、金融政策決済会合を前にして、FXでは利益を確定する動きが強まっています。実際の金融政策決定会合においては、追加の金融緩和が見送られた場合には再び、ドル円で円高傾向が急速に進む恐れが出ています。

そのため、FXでは円の売りポジションを持ち越すことが難しくなっています。また、日本では4月の末からゴールデンウィークに入ることになります。日本がゴールデンウィークになると、海外の投資家の中では為替市場で上下に仕掛ける動きが出ることがあります。そのような環境からも、ロングポジションを解消する必要性が出ています。

日本が長期の休みに入ると、海外のヘッジファンドなどでは日本の投資家のロスカットを狙った取引が行われることが少なくないからです。したがって、FXのロングポジションはゴールデンウィーク前には外しておくことが賢明となります。また、5月に入ってくると、世界の株式市場では弱い動きをすることが多いです。そのため、日本の市場では株式を売ると同時に為替で円を買う流れが起こる可能性がないとは言えません。

そうした環境が控えていることも、ドル円のロングポジションを保有するにはリスクが高い状態があります。したがって、ドル円のロングポジションは5月に入ってトレンドが発生した時に、再び取引をし直した方が安全だと考えます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です